【アジアゾウ|動物図鑑】特徴と生態

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ゾウ科
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アジアゾウ

8月12日は『世界ゾウの日』

ゾウ目(長鼻目) ゾウ科 アジアゾウ属
  絶滅危惧種
  学名  Elephas maximus
  英名  Asiatic Elephant

  • 体長  550~640cm
  • 体高  250~300cm
  • 体重  2,700~5,400㎏
  • 分布  インド、東南アジア(中国南部、スリランカ、タイ、ミャンマーなど)
  • 生息地 森林、草原
  • 寿命  60~70年
  • 食べ物 草、木の葉、実など

アジアゾウは、アジアにすむ陸上動物の中で最も大きな動物です。長い鼻を器用に使い、仲間と協力しながら暮らす、とても知能の高い動物としても知られています。アジアゾウは、インドゾウ・セイロンゾウ・スマトラゾウ・ボルネオゾウの4つの亜種に分類されます。

アジアゾウの分布

アジアゾウは、インドと東南アジア(中国南部、スリランカ、タイ、ミャンマーなど)に分布しています。

【生息地】森林、草原

アジアゾウの特徴

鼻の使い方

ライオン先生
ライオン先生

ゾウの長い鼻は上くちびると鼻の一部分が伸びてできたものなんだよ。

鼻には骨がなく、約15万の筋肉の束(筋肉ユニット)でできています。細かい作業から重い物を持ち上げることまでできます。水を吸って口へ運んだり、仲間同士で鼻を触れ合ってあいさつをしたりするなど、生活に欠かせない器官です。

ゾウの鼻先は、アフリカゾウとアジアゾウで違いがあります。アフリカゾウは鼻先の出っぱりは上下1つですが、アジアゾウの鼻先の出っぱりは上部に1つだけです。

ゾウは、直射日光や寄生虫から体をまもるために、泥のなかでねころがったり、鼻ですった泥を体にかけたりします。

耳で体温を下げる

アフリカゾウの耳の形は三角形ですが、アジアゾウの耳の形は四角形です。ゾウは人の耳には聞こえない低い音(低周波)も聞き分けることができます。

大きな耳にはたくさんの血管が通っており、耳を動かして風を送ることで体にたまった熱を逃がしています。暑い地域で暮らすアジアゾウにとって、耳は体温を調節する大切な役割を果たしています。

キバ

アジアゾウは、アフリカゾウよりもキバが短く、多くのメスには外から見えるキバはありません。キバは木の皮をはいだり、土を掘って水やミネラルを探したりするほか、オス同士の戦いにも使われます。

足音を立てずに歩く

ゾウの足の裏は脂肪につつまれています。脂肪は重たい体重をささえるクッションの役割があって、歩くときも足音を小さくして静かに歩くことができます。またゾウの足の裏は、ギザギザ(ひび割れ状)になっていて滑りにくくなっています。

アジアゾウの『ひづめ』は、前足が5個、後足が4個。

ゾウのツメは、とても硬いです。毎日、ツメがのびるので飼育員さんがカマやヤスリなどで少しずつ切っていきます。

足の裏で振動を感じる

ゾウは足裏で地面の振動を感じ取り、それが骨を通って耳へ伝わります。

ライオン先生
ライオン先生

人には聞き取れない低周波の鳴き声や、甲高い鳴き声までを足の裏で感じて、そこから振動が骨をつたって耳で音を感じているんだよ。

遠くにいるゾウとコミュニケーションをとったり、遠くで降っている雨の音を知ることもできます。ゾウの鳴き声は、3km先のなかまにも聞こえています。

一生で6回生えかわる歯

ゾウの臼歯は上下左右1本ずつの計4本しかありません。そしてゾウの臼歯は死ぬまでに6回生えかわるます。歯がすり減ってくると、奥から新しい歯がはえてきて、古い歯は押し出されるように抜けるのです。

ゾウは泳ぎが得意!

ゾウは体が大きいので泳げないと思われがちですが、実はとても泳ぎが得意です。

深い川や湖では鼻をシュノーケルのように水面へ出して呼吸しながら泳ぐことができます。数kmも泳いで島へ渡ったという記録もあり、長い鼻は食べ物を取るだけでなく、水の中でも大活躍しています。

アジアゾウの生態

何を食べるの?

アジアゾウは草や木の葉、樹皮、果実などを食べる草食動物です。1日に約150~200kgもの植物を食べ、水も100~200Lほど飲みます。

体が大きいため、食事に費やす時間は1日の半分以上にもなります。長い鼻を器用に使って高い木の葉を取ったり、草をまとめて口へ運んだりしています。

もちろん食べた後はうんちの量も100kgと大量です。

家族を大切にする

アジアゾウは、最年長のメスをリーダーとした10~40頭ほどの群れで生活しています。群れには母親や姉妹、子どもたちが集まり、子ゾウは母親だけでなく群れのみんなで協力して育てます。

危険が近づくと子どもを中心に囲んで守ります。また、水場やエサ場などの場所を年長のメスが覚えており、群れを安全な場所へ導く大切な役割を担っています。

オスは10~15歳ごろになると群れを離れ、単独で生活するようになります。繁殖期になるとメスの群れを訪れ、交尾を行います。危険が近づくと、大人のゾウたちは子ゾウを真ん中に囲んで守ることもあります。家族の絆がとても強い動物です。

東南アジアでは、アジアゾウは古くから家畜として飼われ、山から材木を運んだり、農村の荷物の運搬などの仕事をしてきました。

ゾウは悲しむ動物

アジアゾウはとても知能が高く、仲間との絆を大切にする動物です。

亡くなった仲間の骨に鼻で触れたり、その場で長い時間立ち止まったりする様子が観察されています。また、ケガをした仲間を助けようとする行動も見られます。

こうしたことから、ゾウは仲間を思いやる心を持つ動物だと考えられています。

アジアゾウを守るために

現在、野生のアジアゾウは約4万~5万頭といわれています。しかし、森林伐採や農地の拡大によって生息地が減り、人とのトラブルも増えています。また、象牙を目的とした密猟も大きな問題です。

国立公園や保護区の整備、生息地を守る森林保全、密猟の防止など、さまざまな保護活動が進められています。また、人とゾウが安心して暮らせる環境づくりが、これからますます大切になっています。

まとめ

アジアゾウは長い鼻や優れた記憶力、仲間と協力して暮らす社会性など、多くの魅力を持つ動物です。しかし、生息地の減少や人との共存など、多くの課題も抱えています。アジアゾウがこれからも自然の中で暮らし続けられるよう、一人ひとりが野生動物の保護について考えることが大切です。

 

アキラ

はじめまして、動物大好きのアキラと申します。私の住む福岡県には動物園や植物園があり、月に1度は動物園を訪れます。今はキリンの子どもが産まれたので成長が楽しみです。このサイトでは動物・生き物についての情報を発信していきます。

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