【オオアリクイ|動物図鑑】特徴と生態 

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哺乳類
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オオアリクイ

11月29日は『世界アリクイの日』

アリクイ目(貧歯目) オオアリクイ科 オオアリクイ属
  絶滅危惧種
  学名  Myrmecophaga tridactyla
  英名  Giant anteater

  • 体長  100~120cm
  • 尾長  65~90cm
  • 体重  18~39kg
  • 分布  中央・南アメリカ
  • 生息地 森林、草原、沼地
  • 食べ物 シロアリ、アリ、昆虫(幼虫)

オオアリクイの特徴

長い鼻

オオアリクイの鼻は細長く、口はとても小さくなっています。この細い鼻はアリやシロアリの巣へ差し込みやすく、効率よくエサを食べるために進化しました。

鼻の先はよく動き、地面のすき間やアリ塚の小さな穴にも入れることができます。

においでエサを探す

オオアリクイは視力があまり良くありません。その代わり、嗅覚が非常に発達しており、獲物のにおいをかぎ分ける力は人間の約40倍もあるといわれています。

地面の下や木の中にいるアリやシロアリも、優れた嗅覚を頼りに見つけています。

歯がない!

オオアリクイには歯がほとんどありません。あってもエナメル質のない弱い歯しかないため、食べ物をかみ砕くことはできません。

飲み込んだアリやシロアリは、胃の中で細かな砂や小石と一緒にすりつぶして消化します。

長い舌

オオアリクイの舌は60cm以上にもなり、ベタベタした唾液で覆われています。

丈夫な前足の爪でアリ塚に穴を開けると、長い舌をすばやく出し入れしてアリやシロアリをなめ取ります。舌は1分間に約150回も動かすことができ、1日に約3万匹ものアリやシロアリを食べます。

 

大きなツメ

 

前足には非常に大きく鋭い爪があります。アリ塚を壊すだけでなく、天敵から身を守るための武器にもなります。

普段は爪を傷めないよう内側へ曲げ、ゴリラのように足の甲を地面につける「ナックルウォーク」で歩いています。

長いしっぽ

オオアリクイの大きなしっぽには長い毛が生えています。

寒い夜には毛布のように体へかけて眠り、寒さから身を守ります。また、歩くときのバランスを保つ役割もあります。

 

オオアリクイの生態

何を食べるの?

オオアリクイはアリやシロアリを主食としています。長い舌をすばやく出し入れし、1日に約3万匹ものアリやシロアリを食べます。

一つのアリ塚から食べ過ぎず、いくつものアリ塚を回ることで、エサが減りすぎないようにしています。

一人で暮らす

オオアリクイは基本的に単独で生活します。昼も夜も活動しますが、地域や季節、気温によって活動する時間帯が変わります。

広い縄張りを歩き回りながら、アリやシロアリの巣を探して生活しています。

オオアリクイは泳ぎが得意!

オオアリクイは見た目に反して泳ぎが得意です。

大きな川でも力強く泳いで渡ることができ、川幅の広い場所でも水を怖がることなく移動します。

お母さんの背中が特等席

繁殖期になるとオスとメスはペアで行動し、妊娠期間は約180~190日です。1回に1頭の赤ちゃんを出産します。

生まれた赤ちゃんは母親の背中に乗って移動します。親子の毛の模様が重なることで一匹のように見え、ジャガーやピューマ、タカなどの天敵から身を守るカモフラージュの役割も果たしています。

子どもは約半年間母乳を飲み、2年ほどで親から独立します。

リン太郎
リン太郎

写真をよーく見るとお母さんの背中に子どもがのってるね!

上から見た親子の毛の模様は迷彩服のようにカモフラージュの効果があり、空からタカにねらわれることもありません。周りの景色とうまくとけこむことで、天敵のジャガーやピューマからも子どもを守っています。

オオアリクイの天敵

ジャガーやピューマが主な天敵です。しかし、大きな前足の爪は強力な武器でもあり、成獣を襲うのは簡単ではありません。

危険を感じると後ろ足で立ち上がり、鋭い爪を使って反撃することもあります。

 

オオアリクイを守るために

オオアリクイは森林伐採や農地の開発、道路の建設、交通事故などによって生息地が減少しています。また、森林火災や違法な狩猟の影響を受ける地域もあり、野生で暮らす個体数は少しずつ減っています。

現在は国立公園や保護区で生息地を守る活動や個体数の調査が行われています。これからもオオアリクイが安心して暮らせるよう、豊かな自然環境を守り続けることが大切です。

まとめ

オオアリクイは長い舌や大きなツメ、歯のない口など、アリやシロアリを食べるために進化した不思議な動物です。また、優れた嗅覚を使ってエサを探したり、大きなツメでアリ塚を壊したりするなど、ほかの動物にはあまり見られない特徴も持っています。

現在は生息地の減少や交通事故などによって数が減っており、保護活動が進められています。これからも南アメリカの豊かな自然の中で暮らし続けられるよう、野生動物や自然環境を大切にしていくことが重要です。

 

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