トナカイ
クジラ偶蹄目 シカ科 トナカイ属
- 学名 Rangifer tarandus
- 英名 Reindeer
- 体長 120~220cm
- 体重 60~250kg
- 生息地 北極圏(北アメリカ北部、ヨーロッパ北部、アジア北部)のツンドラ
- 食べ物 葉、根、樹皮、地衣類、コケ類
トナカイの特徴
トナカイは、北アメリカではカリブーと呼ばれています。カリブーという名は、アメリカ先住民ミクマク族の呼び名に由来し、シャベルですくうもの・前足でかくものという意味があります。
北極圏は、年間の10カ月もの間、雪や氷におおわれた土地です。北極圏に生息するトナカイは、厳しい寒さから身を守るために、羊のような長い毛で断熱性を高めています。
低い緯度に生息する亜種より、高い緯度に生息する亜種の方が体は小さく、体の色は明るめです。オスとメス両方に角があり、角は毎年生え替わります。
幅広い蹄は、夏にはスポンジのようにやわらかく、冬は硬くなります。幅広い蹄は、泳ぐときや雪や氷をかき分けるのに最適です。走る速度は哺乳類の中でも速く、時速80km。
トナカイの生態
生活
トナカイは、エサをもとめて1000kmの大移動をしていいます。1年で5000kmを移動することもあり、陸生の哺乳類の中でも最大の移動距離です。
春と秋の季節は、オスとメスは別々に集団をつくり生活していますが、秋になるとオスはメスをめぐって争います。
夏は産まれたばかりの子どもを合わせると、8000頭を超える集団生活になります。
食べ物
葉、根、樹皮、地衣類、コケ類
繁殖
繁殖時期は9月~10月、妊娠期間は7~8カ月。5月~6月になると1頭の子どもを産みます。
サンタクロースのそりを引くのはオス?メス?
サンタクロースのそりを引いていのは、オス?メス?
シカ科のなかまのオスは、枝分かれした角があります。オスとメスともに角があるのは、トナカイだけです。
トナカイのオスは春に角が生えて秋~冬に角が落ち、メスは冬に角が生えて春~夏に角が落ちます。
クリスマスにサンタクロースのそりを引く冬の季節に角があるのは、メスかもしれません。
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