【ホッキョクグマ|動物図鑑】特徴と生態

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ホッキョクグマ

2月27日は『国際ホッキョクグマの日』

ネコ目(食肉目) クマ科 クマ属
 絶滅危惧種
 学名   Ursus maritimus
 英名   Polar bear

  • 体長  オス2.5~3m、メス2~2.5m
  • 体重  オス350~800kg、メス175~300kg
  • 分布  北極圏沿岸、ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部
  • 生息地 ツンドラ地帯
  • 食べ物 アザラシ、セイウチ、魚類、鳥類、植物、クジラの死骸など。
  • 寿命  野生で25~30年

ホッキョクグマの分布

ホッキョクグマは、北極圏沿岸、ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸北部に分布しています。

【生息地】ツンドラ地帯

ホッキョクグマの特徴

体のわりには頭は小さくて、首は長いのが特徴。水の中で泳ぐのにとても適した体をしています。引っ込まないするどい爪と、足裏の肉球以外が厚い毛におおわれているおかげで、氷の上でも上手に歩いたり走ったりできます。

ライオン先生
ライオン先生

大きな前足には水かきもあり、水の中でも泳ぐの得意なので、海の熊と呼ばれることもありますよ。

 

ホッキョクグマの白い毛は白く見えてるだけ?

ホッキョクグマは、大きな体と厚い白い毛が特徴です。白い色は雪や氷の中ではカモフラージュになります。

ライオン先生
ライオン先生

しかし、ホッキョクグマは白く見えてるだけなんですよ。

寒さの厳しい環境で生息するホッキョクグマは、皮ふの下に厚さ10cmもの脂肪層がありますが、その脂肪層をつつむ皮ふは黒色です。

この黒い皮ふをおおっている体毛は、白ではなく毛の1本1本は『透明』です。そして毛の中はストローのように『空洞』になっています。『空洞』の構造は、温かい空気を閉じこけておくことができます。

ライオン先生
ライオン先生

『透明』な毛は通過したすべての光が黒い皮ふによって反射されます。反射した光と太陽光が空洞の中で乱反射するため、ホッキョクグマの毛は白く見えるのです。

ホッキョクグマの生態

生活

単独で生活をしています。

ホッキョクグマがチャーチルに集まるのは?

10月下旬になるとハドソン湾南西部やカナダのチャーチルに集まります。

その数はなんと900頭

なぜチャーチルに集まるのでしょう?

11月になると海が氷でおおわれ始めます。最初に凍り始めるのがチャーチルなのです。

 

ライオン先生
ライオン先生

ホッキョクグマは氷のはった海上で、アザラシを捕らえて生活をします。

7月になると、気温が高くなるので海の氷がなくなるため陸に上がります。

7月~11月までは主食のアザラシがいないため、食べるものがなく絶食状態になります。ホッキョクグマは飽食と絶食の繰り返しです。

この絶食期間は、体温を下げてエネルギーを節約して過ごすため、冬眠の状態ににていることから歩く冬眠と呼ばれています。

食べ物

ホッキョクグマは最大の肉食動物です。それ以外のクマのなかまは、主に植物を食べる雑食性です。

 

アザラシが氷の間から顔を出したところをねらって、待ち伏せをしてアザラシを食べます(約9割)。

他にはシロイルカやイッカク、セイウチ、魚類、鳥類、植物、クジラの死骸など。

子グマと親グマのかわいらしい映像です⇩⇩

繁殖

ホッキョクグマは、2~3年おきに子どもを産みます。繁殖期は3月下旬~5月、妊娠したメスは冬を乗り切るために夏の間に約200kg体重を増やさなくていけません。

10月~11月には出産のための巣穴を掘り、冬ごもりを始めます。

11月末~1月上旬には、1~4頭の子どもを産みますが2頭の場合が多いです。3月~4月初旬になると母子が巣穴から出ててきます。

巣穴の中にいた数カ月は、メスは冬眠をせずに生まればかりの子どもの世話をしています。

巣穴から出てくるころには体重は半分まで落ちてしまいます。

 

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