【セイウチ|動物図鑑】特徴と生態

スポンサーリンク
哺乳類
スポンサーリンク

セイウチ

11月24日は『世界セイウチの日』

食肉目 セイウチ科 セイウチ属
  学名  Odobenus rosmarus
  英名  Walrus

  • 全長  オス270~360cm メス230~300cm
  • 体重  オス1,700kg メス1,250kg
  • 分布  北極圏
  • 生息地 沿岸部、流氷周辺
  • 食べ物 貝、カニ、エビ、魚

北極の海に暮らす巨大なセイウチ

セイウチは北極圏に生息する大型の海獣です。

体重はオスで1.7トンにもなり、長いキバと立派なヒゲが特徴です。アザラシの仲間ですが、見た目はとても迫力があります。

寒さの厳しい北極でも元気に暮らせるよう、体にはたくさんの工夫があります。

セイウチの分布

セイウチは北極圏に分布しています。

【生息地】沿岸部、流氷周辺

セイウチの特徴

大きなキバ

セイウチには長い2本のキバがあります。

キバは上あごの犬歯が伸びたもので、オスでは1m近くになることもあります。流氷へはい上がる時の支えや、オス同士の力比べ、外敵から身を守る時など、さまざまな場面で活躍します。

ヒゲは高性能センサー

口の周りには400~500本もの太くて丈夫なヒゲがあります。1本の太さは1.5〜2.0mmあります。

このヒゲは『感覚毛』と呼ばれ、海底の砂に埋まった貝を探すための大切なセンサーです。目が見えにくい場所でも、ヒゲだけでエサを見つけることができます。

鼻を閉じて泳ぐ

セイウチは潜水するとき、自分で鼻の穴を閉じることができます。そのため海水が入ることなく、水中でエサを探せます。

耳たぶがない!

セイウチは小さい耳の穴はありますが、人間のような耳たぶがありません。水の抵抗を減らし、泳ぎやすい体になっています。

厚い皮ふと脂肪

皮ふは2~4cmほどあり、その下には厚い脂肪があります。この脂肪が断熱材の役割をするため、氷点下の海でも体温を保つことができます。

寒いと白く見える?

普段のセイウチは茶色ですが、冷たい海に長時間入ると血管が縮み、体の色が白っぽく見えることがあります。皮ふの中の血管を収縮して血流を減らすことで、体から熱が逃げないようにしています。

また、暑い日には、体の色がピンク色っぽく見えることがあります。皮ふの中の血管を膨張して血流を増やすことで、体から熱が逃げやすいようにしています。

セイウチの生態

何を食べるの?

セイウチは主に二枚貝を食べます。

長いヒゲで海底を探り、貝を見つけると強い吸い込む力で中身だけを吸い出して食べます。カニやエビ、魚を食べることもあり、まれにアザラシなどを食べることもあります。

大きな群れで暮らす

セイウチは何百頭、ときには何千頭もの大きな群れを作ります。流氷や海岸で体を寄せ合って休み、季節に合わせてエサを求めながら移動します。

メスと子どもは流氷とともに長距離を移動し、オスはメスほど大きく移動しないことが多いです。

泳ぎが得意

海では前足と後ろ足を使って上手に泳ぎます。一度に20~30分ほど潜ることができ、水深100m以上まで潜ることもあります。

大きなハーレムを作る

オスは、繁殖期になるとメスの群れと合流します。、繁殖場所をめぐって、オス同士が大きなキバを使って力比べをします。勝ったオスは、多くのメスを従えたハーレムをつくることがあります。

妊娠期間は約15カ月で1回に1頭の赤ちゃんを生みます。生まれたばかりの赤ちゃんは、体長 約100cm、体重 約60kgです。

授乳は1~2年ほど続き、その間は母親と一緒に行動します。

天敵はいるの?

子どものセイウチはホッキョクグマやシャチに狙われることがあります。大人でも海ではシャチに襲われることがありますが、大きなキバと群れで身を守ります。

セイウチの休憩タイム

みんな気持ちが良さそうですね。

セイウチを守るために

地球温暖化によって北極の流氷が減り、休む場所や子育てをする場所が少なくなっています。また、海の環境変化によってエサとなる貝類への影響も心配されています。

北極の自然を守ることが、セイウチの未来を守ることにつながります。

まとめ

セイウチは北極の海に暮らす巨大な海獣です。長いキバやたくさんのヒゲ、厚い脂肪など、寒い海で生きるための工夫をたくさん持っています。地球温暖化によって北極の環境は大きく変わりつつあります。これからもセイウチが安心して暮らせるよう、美しい北極の自然を守っていくことが大切です。

 

テキストのコピーはできません。