【ロバ|動物図鑑】特徴と生態

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哺乳類

ロバはウマ目のウマ科ののなかまで、ウマ目はウマ科、バク科、サイ科の3つに分けられます。

現在、ウマ科のなかまは、アジアとアフリカに8種います。シマウマや野生のロバもふくまれています。

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ロバ

5月8日は『世界ロバの日』

ロバは、『チベットノロバ』『アフリカノロバ』『アジアノロバ』の3つに分かれています。

ロバは、約6000年前から家畜として飼われていました。主に荷物を運ぶときに利用され、中近東の国々では人の何倍もある大きさの荷物や干し草を運んだりしています。今、野生で生息してるのはアフリカノロバ(ソマリアノロバ)と、ハワイ島で家畜から野生化したロバのみです。

 

チベットノロバ(キャン)

ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  学名  Equus kiang
  英名  Kiang

  • 体長  210cm
  • しっぽ 50cm
  • 体重  250~440kg
  • 分布  中国西部(チベット高原)
  • 生息  標高4000~7000mの高原
  • 食べ物 草

野生のロバのなかで、最大です。年長のメスをリーダーとした群れをつくります。現在は、生存する頭数が少なく、絶滅の危険性があります。

アフリカノロバ(ソマリノロバ)

ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  学名  Equus africanus
  英名  Somali Wild Ass

  • 体長  200cm
  • しっぽ 45cm
  • 体重  250kg
  • 分布  アフリカ(エチオペア、ソマリア)
  • 生息  砂漠、低木林、草原
  • 食べ物 草

ウマのなかまでもっとも小さいです。ひづめの幅がせまいので、岩場を登るのに最適です。

特徴として足に黒いしま模様があります。全身が灰褐色で、お腹と口のまわりは白色です。

家畜のロバの祖先で、約6000年前にアフリカのヌビア地方やソマリ地方で家畜して飼われていました。数日間、水を飲まなくても平気なロバです。

アジアノロバ(クーラン)

ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  学名  Equus hemiones
  英名  Tibetan wild ass

  • 体長  200〜250cm
  • しっぽ 30〜50cm
  • 体重  200〜300kg
  • 分布  アジア(シリア、モンゴル、インドなど)
  • 生息  砂漠、草原
  • 食べ物 草

アジアに住む野生のロバをまとめてこう呼んでいます。

特徴として、タテガミは茶色。全身が褐色で、鼻・のど・お腹・足は白色です。

乾燥した砂漠や草原に生息し、食べ物が少なくても生きていけますが、2~3日に一回は水を飲むことが必要です。

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ロバの特徴

ロバは、ウマのなかまの中でもっとも小型の動物です。毛の色は、茶色・灰色・白色・ブチ模様とさまざまです。

ウサギの耳のように長いので別名『ウサギ馬』と呼ばれていたことがあります。

草をすりつぶすための臼歯が発達しているため、顔が長くなりました。

タテガミ

頭から首にかけて短いタテガミがあります。

しっぽ

しっぽの先端に長い毛があります。

足の指は1本

ロバの足は、ひずめのある指が1本です。

ウマ科の足の指は、第3指だけが太くなり、他の指は退化していきました。指の数が少ないほど、速く走ることができます。

 

ウマ科のロバの蹄もヒトのツメも、皮ふがかたくなったものです。

 

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