「スカンクはオナラで敵を追い払う動物」と思っている人も多いかもしれません。
でも実はオナラではありません。
スカンクは、おしりの横にある肛門のうという袋から、とても強いニオイのする分泌液を噴射して身を守ります。
分泌液は約3m先まで飛ばすことができます。
では、このニオイを浴びるとどうなるのでしょうか?
ニオイを浴びるとどうなるの?

スカンクの分泌液は、動物界でもトップクラスの強烈なニオイです。
このニオイを浴びると、目や鼻に強い刺激を受け、涙が止まらなくなったり、吐き気を感じたりすることがあります。
もし分泌液が目に入ると、強い痛みや炎症を起こし、一時的に見えにくくなることがあります。
そのため、多くの動物はスカンクを攻撃するのをあきらめて逃げていきます。
ニオイでクマを撃退してしまうスカンク!
強烈なニオイの正体
分泌液にはチオール(メルカプタン)と呼ばれる硫黄を含む成分が入っています。
腐ったタマネギやニンニク、焦げたゴムのような、とても強烈なニオイがするのが特徴です。
このニオイは少し浴びただけでも長時間残り、簡単には取れません。
いきなりニオイは出さない
スカンクは、敵を見つけてもすぐに分泌液を噴射するわけではありません。
まずは、
- 足を踏み鳴らす
- しっぽを高く上げる
- 背中を反らせる
- 体を横向きにして警告する
などの行動で「近づかないで!」と相手に知らせます。
さらに有名なのが逆立ちをするポーズです。
これは「次は分泌液を出すよ!」という最後の警告です。
分泌液を噴射するのは、本当に危険なときだけです。
クマも逃げ出す!
スカンクの分泌液を浴びると、多くの動物はあまりの臭さに攻撃をやめてしまいます。
クマやオオカミなどの大型動物でも、スカンクを避けることがあります。
この強力な防御のおかげで、小さな体でも天敵から身を守ることができるのです。
分泌液には限りがある
スカンクは一度に何度も分泌液を出せるわけではありません。
約5~6回噴射すると空になり、再び十分にたまるまでには約10日~2週間ほどかかるといわれています。
そのため、分泌液は最後の切り札として使っています。
動物園では安全のため、分泌液を出す機能を処置している場合があります。
どんなニオイがするの?
スカンクの分泌液は、
- 腐ったタマネギ
- ニンニク
- 腐った卵
- 焦げたゴム
を混ぜたようなニオイと表現されることがあります。
皮ふや服につくと非常に落ちにくく、専用の方法で洗わないと何日もニオイが残ることがあります。
そのため、北アメリカではスカンクに出会わないよう注意する人も少なくありません。