【チンパンジー|動物図鑑】特徴と生態

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哺乳類

オランウータンと同じ大型類人猿のチンパンジーは、大きな脳を持ち知能が発達しています。ヒトでいうと2~3歳の知能に相当し、身の回りの石や木の棒を道具として使いこなすことができます。『ヒトにもっとも近い動物』と言われています。

チンパンジーには、中央チンパンジー、ナイジェリアチンパンジー、東チンパンジー、西チンパンジーの4つの亜種がいます。

今回は、チンパンジーを紹介していきます。

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チンパンジー

7月14日は『世界チンパンジーの日』

 サル目(霊長目) ヒト科 チンパンジー属
  絶滅危惧種
  学名  Pan troglodytes verus
  英名  Chimpanzee

  • 体長  60~90cm(立ち上がると150cmになります。)
  • 尾長  0cm
  • 体重  25~70kg
  • 食べ物 草、果実、昆虫
  • 寿命  野生では約45年、飼育下約60年
  • 分布  アフリカ中央部から西部
  • 生息地 サバンナ、熱帯雨林

1927年 大阪の天王寺動物園で国内で初めてチンパンジーが飼育されました。

チンパンジーは人と似ている部分が多くあります。年を取るにつれて頭の髪は少なくなったり、関節に炎症を起こして痛みが出たり、直立二足歩行をしたり、人と同じように病気にもかかります。

チンパンジーの分布

チンパンジーは、アフリカ(セネガルからコンゴ民主共和国、ウガンダ、ナイジェリア、ルワンダ、タンザニア)などに分布。

環境への適応能力があるので、乾燥の多いサバンナや雨の多い熱帯雨林、標高の高い森林でも生息できます。

 

チンパンジーの特徴

【顔】年をとると黒くなる

顔には毛が生えていません。

0~3歳までは顔の色は薄いベージュ色ですが、4~7歳になると顔の色は黒くなっていきます。成長して年をとるごとに黒さが増して濃くなっていきます。

【頭】髪の毛ははげてくる

髪の毛は、大人になるにつれて薄くなってはげていきます。オスはおでこが三角形に、メスは全体的にはげます。

【耳】ほとんど動かさない

耳の形は人と似ています。草食動物のシマウマやウサギのように耳を動かすことはありません。

【目】ほりの深い顔

おでこが前に出ていて、顔のほりが深いので目は奥まって見えます。

歯は32本

歯の数は人と同じ32本です。まず乳歯が生えてから、永久歯に生え変わっていきます。

歯は主食の果実を食べるのに適した形をしています。

体毛

黒い毛が全身にはえていますが、20歳を超えてくると背中が灰色にかわるものが多いです。

【お尻】

0~3歳まではお尻には白い毛(ベビーシンボル)がありますが、4~7歳になるとお尻の白い毛はなくなります。

大人になるとオスのお尻は黒っぽく、メスのお尻はピンク色をしています。またメスのお尻は発情している時は大きくふくらみます。

【手】ナックルウォーク

0~3歳までは手・足の色は薄いベージュ色ですが、4~7歳になると手・足の色は黒くなってきます。

サルのなかまの手は、親指と他の指が向き合うような形をしていて、物をつかみやすくなっています。また指のつめは人と同じ平づめで、かぎづめにくらべて小さい物をつかむのに優れています。人は親指と人差し指で小さい物をつかみますが、チンパンジーは人差し指と中指で物をはさみます。

足よりも手のほうが長く、移動するときは指の第2関節を曲げてこぶしをつくり、背面を地面についてナックル・ウォークという歩き方をします。短い距離は手を使わずに2足歩行ができます。

チンバンジーの手の握力は非常に強く200~300kgあると言われています。オランウータンの握力は350kg、ゴリラの握力は400~500kg。

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チンパンジーの生態

生活

チンパンジーは数頭~100頭ほどの複数のオスと複数のメスからなる群れをつくり、リーダー格のオスが群れをまとめています。昼行性で日中の半分の時間を森の中でのエサ探しに費やしています。夜は樹上に小枝や葉でベッドを作って休みます。

チンパンジーは石や木の棒などの道具を上手に使いこなします。

  • 硬い木の実を石で割って、中身を取り出して食べたり
  • 葉を傘のようにさしたり
  • 木の棒でアリの巣からアリを釣りあげたり
  • 川の中を木の棒をつかって渡ったり

頭の良さは色々な行動の中で見られます。

32種類の声を使い分けてコミュニケーションをとります。

食事

雑食性で果実を主食としていますが、他には種子、葉、花、肉、昆虫、イノシシ類、サル類、リス類、蜂蜜を食べます。1日の4時間は果実を食べる時間に費やし、午後の1~2時間は若葉を食べます。

広い縄張りの中で熟した果実を求めてたえず移動しています。果実が多い季節には150頭をこえる大規模な集団を作って生活をします。

果実が少ない季節には、単独もしくは少ない頭数のグループに分かれて生活し、常に離合集散を繰り返しています。

若者を中心としたオスの集団で協力して小型の哺乳類(コロブス、レイヨウ、イボイノシシ)をつかまえ、獲物の肉は群れの中で分配します。チンパンジーは200~300種類の動物や植物を食べています。

繁殖

繁殖期は特に決まっていません。メスが性成熟するのは7~8歳、最初の出産は13~14歳です。妊娠期間は196~260日間で、1度に1子を産みます。

産後はお母さんと子どもはいっしょに行動することが多く、4~5歳で乳離れをします。

メスは9~11歳になると産まれた群れを離れて他の群れに移りますが、オスは産まれた群れに残る傾向があります。

 

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