【ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコ|動物図鑑】特徴と生態

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動物図鑑

日本には野生のヤマネコが2種います。

  • 長崎県対馬に生息しているツシマヤマネコ
  • 沖縄県西表島に生息しているイリオモテヤマネコ

現在は、天然記念物で絶滅危惧種に指定されている動物です。

今回は、ツシマヤマネコとイリオモテヤマネコの特徴や生態について紹介していきます。

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ヤマネコ

ツシマヤマネコ

出典:東京ズーネット

  • 体の大きさ  50~60cm
  • しっぽの長さ 20~25cm
  • 体の重さ   オス3.5~5kg メス3~3.5kg

国内で長崎県対馬だけに生息する野生のネコで、アムールネコの亜種です。

10 万年前、当時陸続きだったころに大陸から渡ってきたと考えられています。現在、絶滅の危険性が高く、生息数は70頭~100頭ほどです。

1902年頃は対馬の島全域に生息していたのが確認されていて、食肉用として狩りが盛んに行われていました。その後、本州から来た猟犬の影響で数は一気に減少しています。

ツシマヤマネコの特徴

額の縦じま

額には黒と白の縦じまがあります。

耳の後ろの白い斑点

耳の後ろには白い斑点があり、イエネコと見分ける目印になります。

虎耳状斑(こじじょうはん)と言われ、後ろからついてくる子ネコが親を見失わないように、高い位置にある耳に目印があります。

はっきりしない斑点

灰色や赤茶色の斑点がありますが、はっきりした模様ではありません。

太いしっぽ

しっぽは太く、はっきりしない灰色の線があります。

 

ツシマヤマネコの生態

生活

大好物のネズミが多く生息する標高200m以下のコナラ林や草地で生活しています。夜行性のため日暮れ時や明け方に行動します。警戒心が強いので人前にあらわれることはほとんどありません。

子育て

メスは2~4月に交尾をし、4~6月に赤ちゃんネコを1~3頭出産します。メスのみで子育てを行い、秋頃には母元を離れ単独行動を始めます。

食べ物

ツシマヤマネコは完全な肉食です。食べ物はネズミ、モグラ、鳥、昆虫などで、主に7~8割はネズミを食べます。春や秋には渡り鳥を食べたり田んぼにいるカエルを食べたり、季節に合わせて色々なものを食べます

 

 

イリオモテヤマネコ

出典:西表野生生物保護センター

  • 体の大きさ  50~65cm
  • しっぽの長さ 20~25cm
  • 体の重さ   オス3.5~5kg メス3~3.5kg

国内で沖縄県西表島だけに生息する野生のネコで、ベンガルネコの亜種と言われています。

1965年に発見されたヤマネコです。現在、絶滅の危険性が高く、40~100頭ほどしか残っていません。

1978年頃から環境省による給餌作戦でイリオモテヤマネコの生存率が高くなりましたが、現在ではイノシシ用に仕掛けられた罠に間違ってかかり死亡する例が後を絶ちません。

イリオモテヤマネコの特徴

額の縦じま

額には黒と白の縦じまがあります。

目の周りの白い模様

歌舞伎役者のように目の周りに白いくまどりがあります。

耳の後ろの白い斑点

耳の後ろには白い斑点があり、イエネコと見分ける目印になります。

虎耳状斑(こじじょうはん)と言われ、後ろからついてくる子ネコが親を見失わないように、高い位置にある耳に目印があります。

太いしっぽ

しっぽがとても太いです。

 

イリオモテヤマネコの生態

生活

水が平気なので水の中にいるエサを捕ることもあり、水辺や湿地帯や林などの低地部分で生活しています。

夜行性のため日暮れ時や明け方に行動します。ほとんどは単独行動ですが行動範囲は1~1.5㎢です。オス1頭とメス2頭の行動範囲が重なります。

子育て

メスは2~4月に発情期をむかえ、この時期だけオスとメスはともに行動します。4~6月には赤ちゃんネコを1~3頭出産し、夏はお母さんといっしょに過ごします。秋頃には母元を離れ単独行動を始めます。

食べ物

食べ物はネズミ、鳥、ヘビ、コウモリ、トカゲ、カエル、昆虫、カニなどいろんな動物を食べます。

 

最後に

ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコともに生息数が減少し、絶滅の危機に瀕しています。

ツシマヤマネコは1994年、種の保存法により国内希少野生動植物種に指定され、ツシマヤマネコが飼育されている動物園では他の動物園と協力して飼育や飼育下繁殖が行われています。

イリオモテヤマネコは西表野生生物保護センターで野生動物の保護や調査研究が行われています。

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