【シロテテナガザル|動物図鑑】特徴と生態

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哺乳類

シロテテナガザルのなかまは、小型類人猿とよばれています。

類人猿は、東南アジアとアフリカに生息していて、知能が高く頭の良いサルです。

類人猿は、さらに小型類人猿(テナガザル)大型類人猿のヒト科(ゴリラ、チンパンジー、オランウータン)に分類されます。

今回は、シロテテナガザルを紹介していきます。

 

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シロテテナガザル

 10月24日は『国際テナガザルの日』

サル目(霊長目) テテナガザル科 テナガザル属
  学名   Hylobates lar
  英名   Lar Gibbon

  • 体長   44~64cm
  • 尾長   0cm
  • 体重   4.4~6cm
  • 食べ物  果実、木の実、若葉、昆虫、鳥の卵

シロテテナガザルの分布

シロテテナガザルは、アジア東南部(中国南部、タイ、ラオス、ミャンマー、マレー半島、スマトラ島)に分布しています。

【生息地】熱帯雨林

 

シロテテナガザルの特徴

体の毛の色は、白色や黒色、茶色などさまざまです。顔の目や口の周りが白い毛で輪のようになっていて、また手と足も白くなっているのが特徴。

両方の目が顔の正面にあるので、遠近感をつかみやすくなっています。

テナガザルは狭鼻猿類きょうびえんるいに分類され、鼻の穴の間がせまく下を向いています。

テナガザルの指の爪は、平づめです。親指と他の指が向かい合うようになっているので、物を持ったり枝をにぎったりするのが上手です。

腕が後ろ足より1.4倍長いです。木にぶらさがる時はエネルギーを節約するために左右の手を交互に使います。

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シロテテナガザルの生態

生活

➀親子4頭ほどで群れをつくり、数キロ先までひびく大きな遠吠えで縄張りを主張します。その遠吠えは歌声のようです。

➁昼間に活動し、ブラキエーション(腕わたり)をして枝から枝へ移動しながら進みます。樹の上から地上で下りてくることはほとんどありませんが、地上に下りた時は両手を広げてバランスをとりながら歩きます。

➂野生の中では寿命が約25年、飼育下では40年を超えるサルもいます。

 

食事

食べ物は好き嫌いが激しく、熟した果実、木の実、若葉、昆虫、鳥の卵を食べています。

 

福岡の動物園でシロテテナガザルに会えます

福岡市動物園のシロテテナガザルです。

 

最後に

森林伐採などでシロテテナガザルの生息地は年々減少しています。タイではテナガザルを食用として狩猟しているため生息数の減少が止まりません。

またペットとしての狩猟もあり、この50年間でシロテテナガザルの数は半分になりました。

 

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