【モモンガ|動物図鑑】特徴と生態

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リス科
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リスのなかま

モモンガは、夜の森をすいっと移動するリスの仲間です。木の枝から飛び出すと、体のわきにある飛膜を広げ、となりの木へ向かって滑るように進みます。

鳥のように羽ばたくことはできません。それでも、地面に降りずに木から木へ移動できるのは、モモンガならではの暮らし方です。日本で「モモンガ」と呼ばれるこの種類は、日本にだけ生息する動物です。

モモンガ

 齧歯げっし目(ネズミ目) リス科 モモンガ属
  学名 Pteromys momonga
  英名 Japanese Flying Squirrel

  • 体長  14~20cm
  • 尾長  10~14cm
  • 体重  150~220g
  • 分布  本州・四国・九州
  • 生息地 森林
  • 食べ物 葉、芽、花、種子、果実など

モモンガはムササビよりずっと小さな体をしています。昼間は巣で休み、日が暮れるころになると活動を始めます。

モモンガの分布

モモンガは本州・四国・九州に分布しています。ただし、森林ならどこにでもいるわけではありません。木の上で生活するため、巣になる樹洞があり、移動できる木々が残っている場所が大切です。

森の中では、一本の木だけで生活しているわけではありません。食べ物を探したり、別の場所へ移動したりするため、木々がつながった環境が必要です。森林が途中で大きく途切れると、モモンガにとって移動しにくい場所になってしまいます。

【生息地】森林・山地などの樹木が多い場所

モモンガの特徴

体の大きさ

モモンガは体長14~20cm、尾長10~14cmほどで、体重は150~220gほどです。ムササビと比べるとずっと小さく、手のひらに収まるほどの大きさです。

小さな体に大きな目、長い尾、そして滑空するための飛膜を備えています。かわいらしい姿をしていますが、その体には森で暮らすための工夫が詰まっています。

木から木へ滑空する

モモンガが木から飛び出すと、まるで空を飛んでいるように見えます。でも、鳥のように羽ばたいているわけではありません。高い場所から低い場所へ、飛膜を広げて滑空しています。

高い木から飛び出すほど遠くまで移動でき、着地すると再び木を登ります。森の中を「登る→滑空する→着地する」と移動できることが、モモンガの大きな特徴です。

飛膜は体のわきにある

飛膜は前足と後ろ足の間にある皮膚の膜です。枝から飛び出して足を広げると、飛膜も大きく広がります。

飛膜で空気を受けることで、落下する勢いを利用して前へ進みます。羽ばたいて空へ上がるのではなく、高い場所から低い場所へ滑る。この違いを知ると、モモンガの「飛び方」がもっと面白く見えてきます。

大きな目と長い尾

モモンガは夜に活動するため、大きな目が印象的です。暗い森の中で枝や周囲の様子を確認しながら、木の上を移動します。

長い尾は、滑空するときに体のバランスを取るのに役立ちます。小さな体に大きな目と長い尾が組み合わさり、モモンガらしい姿になっています。

モモンガの生態

何を食べるの?

モモンガは植物を中心に食べます。葉や芽、花、種子など、木にあるさまざまなものを利用します。季節によって食べられるものが変わるため、その時期に手に入る食べ物を選びます。

食べ物を探すときも木の上で過ごすことが多く、森そのものが大きな食卓になります。木の種類が多いことは、季節ごとの食べ物を得るうえでも役立ちます。

樹洞を利用する

モモンガは、木にできた樹洞などを巣として利用します。昼間に休む場所になるだけでなく、子どもを育てる場所にもなります。

古い木にできた樹洞は、モモンガにとって森の中の大切な家です。樹洞のある木が残っていることは、モモンガが暮らし続けるためにも重要です。

夜の森へ出かける

日が暮れるころになると、モモンガの活動が始まります。巣から出ると木の上を移動しながら、食べ物を探したり、別の場所へ向かったりします。

昼間は巣の中で休んでいることが多いため、人が森を歩いていても簡単には姿を見つけられません。私たちが眠っている時間に、モモンガの一日が始まるのです。

赤ちゃんが生まれる

モモンガには春と夏に繁殖する時期があります。1回に生まれる子どもの数には幅があり、調査では1~8頭が確認されています。また、最近の研究では、春の出産では平均約2頭、夏では平均約5頭と、季節によって子どもの数が違うことも分かっています。

生まれた赤ちゃんは、すぐに巣の外へ出るわけではありません。母親に守られながら巣の中で成長し、少しずつ外の世界へ出る準備をしていきます。

子どもが成長する

赤ちゃんが成長すると、巣の外へ出て木の上を動き回るようになります。最初から上手に滑空できるわけではなく、体が成長するにつれて、木を登ったり枝を移動したりする力を身につけていきます。

やがて飛膜を使って木から木へ移動できるようになると、モモンガらしい森での暮らしが始まります。小さな赤ちゃんが夜の森を移動できるようになるまでには、しっかりとした成長の時間が必要です。

モモンガの天敵

モモンガのような小さな動物は、森の中でさまざまな捕食者に狙われます。猛禽類などの捕食者にとって、木の上で活動するモモンガは獲物になることがあります。

そのため、樹洞などに身を隠せる場所があることは重要です。モモンガにとって森は、食べ物を探す場所であると同時に、危険から身を守る場所でもあります。

モモンガを守るために

モモンガが暮らすには、食べ物を得られる森林だけでなく、巣にできる樹洞や、木から木へ移動できる環境が必要です。森林の伐採や分断によって木々が減ると、生活する場所だけでなく移動する道も失われてしまいます。

古い木を含む森林を残し、木々がつながった環境を守ることが大切です。樹洞が失われた場所では、巣箱を設置して住み場所を補う方法もあります。実際に、樹洞の代わりとして巣箱を利用することが確認されています。

まとめ

モモンガは、木から木へ滑空するだけの動物ではありません。夜の森で食べ物を探し、樹洞で休み、そこで赤ちゃんを育てながら暮らしています。

小さな体で森を自由に移動できるのは、飛膜や長い尾、大きな目など、さまざまな体の工夫があるからです。モモンガの暮らしを知ると、一本の木や森のつながりが、動物にとってどれほど大切なのかが見えてきます。

アキラ

はじめまして、動物大好きのアキラと申します。私の住む福岡県には動物園や植物園があり、月に1度は動物園を訪れます。今はキリンの子どもが産まれたので成長が楽しみです。このサイトでは動物・生き物についての情報を発信していきます。

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