オランウータン

サル目(霊長目) ヒト科 オランウータン属
絶滅危惧種
学名 Pongo pygmaeus(ボルネオオランウータン)
英名 Bornean Orangutan
- 体長 オス120~140cm メス80~100cm
- 尾長 0cm
- 体重 オス70~90kg メス50~70kg
- 分布 ボルネオ島、スマトラ島
- 生息地 熱帯雨林
- 食べ物 果実、葉、花、樹皮、昆虫、鳥の卵
オランウータンは、アジアに生息する唯一の大型類人猿です。
名前はマレー語で「森の人」という意味があり、「オラン」は人、「ウータン」は森を表しています。木の上で生活することが多く、長い腕を使って枝から枝へ移動する姿は、熱帯雨林を代表する動物のひとつです。
オランウータンには3種類いる

オランウータンには、3種類がいます。
・ボルネオオランウータン
・スマトラオランウータン
・タパヌリオランウータン
ボルネオオランウータンは最も数が多く、ボルネオ島に生息しています。スマトラオランウータンはスマトラ島北部に分布し、体毛が長く、顔が細いことが特徴です。タパヌリオランウータンは2017年に新種として発表されました。スマトラ島のバタントル森林だけに生息しており、生息数は800頭ほどといわれる世界でもっとも希少な大型類人猿です。
オランウータンの分布

- ボルネオオランウータンはボルネオ島に分布しています。
- スマトラオランウータンはスマトラ島北部に分布しています。
- タパヌリオランウータンはスマトラ島バタントル森林だけに分布しています。
【生息地】熱帯雨林
オランウータンは絶滅したの?
現在、オランウータンは絶滅の危機にあります。
もっとも大きな原因は、アブラヤシ農園を作るための森林伐採です。熱帯雨林が切り開かれることで、食べ物や巣を作る木が失われています。
さらに森林火災や違法なペット取引、密猟も個体数を減らす原因となっています。
特にタパヌリオランウータンは生息地がとても狭く、世界でもっとも絶滅が心配されている大型類人猿のひとつです。
オランウータンの特徴
体の大きさ
オランウータンはアジア最大の樹上生活をする動物です。
オスはメスよりひと回り以上大きく、大きなオスでは体重90kg近くになることもあります。
木の上で生活する動物としては世界最大級で、太い枝の上でもバランスよく移動できる丈夫な体をしています。
腕がとても長い

オランウータンの腕は、脚のおよそ2倍もの長さがあります。両腕を広げると2mを超えることもあり、枝から枝へ渡るときに役立っています。
長い指で枝をしっかり握り、腕だけで体を支えながらゆっくり移動します。地面を歩くこともありますが、多くの時間を木の上で過ごしています。
フランジのあるオス

成熟したオスには、顔の横に大きな肉のふくらみができます。この部分をフランジと呼びます。フランジが大きいオスをフランジ・オス、フランジがないオスをアンフランジ・オスと呼びます。
フランジはすべてのオスにできるわけではなく、強いオスほど大きく発達します。
また、のどには大きなのど袋があり、「ロングコール」と呼ばれる低く大きな声を出します。この声は数km先まで届くことがあり、縄張りを知らせたり、メスに自分の存在を伝えたりしています。
手も足も物をつかめる
オランウータンの手と足は、人の手によく似ています。親指と他の指で枝をしっかりつかむことができ、足でも物を握ることができます。
指先には平らなつめがあり、小さな果実や木の実も器用につかめます。このため、高い木の上でも落ちることなく生活できます。
正面を向いた目
オランウータンの目は正面についています。
左右の目で同じものを見ることで距離を正確に測ることができ、枝までの距離を判断しながら安全に移動しています。
高い木の上で暮らすオランウータンにとって、とても大切な特徴です。
