【シマウマ|動物図鑑】特徴と生態

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ウマ目(奇蹄目)
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シマウマ

1月31日は『世界シマウマの日』

ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属

  • 体長  210~300cm(種類による)
  • 尾長  40~60cm
  • 体重  175~450kg
  • 分布  アフリカ東部~南部
  • 生息地 サバンナ、草原、山地、半砂漠地帯
  • 食べ物 草、木の葉、枝、果実

シマウマは、白と黒のしま模様が特徴の草食動物です。同じしま模様を持つ個体は一頭もおらず、人間の指紋のようにそれぞれ違っています。

長い脚と丈夫なひづめを持ち、ライオンなどの天敵から逃げるために時速60kmほどで走ることができます。また、季節に合わせて新しい草を求め、数百kmから数千kmもの距離を移動する群れも知られています。

現在はサバンナシマウマ、ヤマシマウマ、グレビーシマウマの3種類が生息しており、それぞれ体の大きさやしま模様、生息地に違いがあります。

ウマ目のなかま

シマウマはウマ目(奇蹄目)に分類される動物です。

ウマ目には約20種類がおり、ウマ科・サイ科・バク科の3つのグループに分けられます。

これらの動物に共通しているのは、足先にひづめがあり、指の数が1本または3本と奇数であることです。

シマウマの祖先は5本の指を持っていましたが、速く走るために進化し、現在は中央の第3指だけが発達して丈夫なひづめになりました。

ウマ科には、シマウマのほかにウマやロバ、モウコノウマなども含まれています。

シマウマの3種類

現在生息しているシマウマは、サバンナシマウマ、ヤマシマウマ、グレビーシマウマの3種類です。

サバンナシマウマは最も数が多く、アフリカ東部から南部の草原にくらしています。お腹までしま模様が続いていることが特徴です。

ヤマシマウマはアフリカ南西部の山地に生息し、太めのしま模様と、首の下にある小さな肉だれが特徴です。生息数が少なく、絶滅が心配されています。

グレビーシマウマは3種類の中で最も大きく、細く美しいしま模様と大きな耳を持っています。野生では数千頭ほどしか確認されておらず、こちらも絶滅危惧種に指定されています。

サバンナシマウマ

 ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  学名   Equus quagga
  英名   Common zebra

  • 体長  210~250cm
  • 尾長  45~56cm
  • 体重  175~385kg
  • 分布  アフリカ東部~南部
  • 生息地 サバンナ、草原
  • 食べ物 草、葉、枝、果実

ヤマシマウマ

 ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  絶滅危惧種
  学名   Equus zebra
  英名   Mountain zebra

  • 体長  210~260cm
  • 尾長  40~55cm
  • 体重  240~370kg
  • 分布  アフリカ南西部
  • 生息地 高原、山地
  • 食べ物 草、葉

グレビーシマウマ

 ウマ目(奇蹄目) ウマ科 ウマ属
  絶滅危惧種
  学名   Equus grevyi
  英名   Grevy’s Zebra

  • 体長  250~300cm
  • 尾長  40~60cm
  • 体重  350~450kg
  • 分布  アフリカ東部
  • 生息地 サバンナ、半砂漠地帯、草原
  • 食べ物 草

シマウマの分布

サバンナシマウマはアフリカ東部から南部、ヤマシマウマはアフリカ南西部、グレビーシマウマはアフリカ東部に分布しています。

【生息地】サバンナ、草原、山地、半砂漠地帯

種類によって生息する環境は異なりますが、広い草原から標高の高い山地まで、さまざまな場所でくらしています。

シマウマの特徴

体の大きさ

シマウマの大きさは種類によって異なります。

最も大きいグレビーシマウマは体長250~300cm、体重450kgほどになります。一方、サバンナシマウマやヤマシマウマはやや小柄です。

どの種類も細長い脚を持ち、長距離を移動する生活に適した体つきになっています。

丈夫なひづめ

シマウマのひづめは、人の爪と同じように角質でできています。

1本の大きなひづめで体重を支えるため、硬い地面や岩場でも安定して走ることができます。

丈夫なひづめと長い脚のおかげで、ライオンなどの天敵から素早く逃げることができます。

白と黒のしま模様

シマウマのしま模様は一頭ごとに異なり、同じ模様はありません。

この模様は仲間を見分ける目印になるほか、親子がお互いを見つけるときにも役立っていると考えられています。

また、しま模様の入り方は種類ごとにも違いがあり、見分けるポイントの一つになっています。

しま模様の役割

シマウマのしま模様には、いくつかの役割があると考えられています。

現在、最も有力とされているのは、ツェツェバエやアブなどの吸血昆虫が近づきにくくなるという説です。

そのほかにも、体温の上昇を抑えることや、群れで行動すると天敵が一頭を狙いにくくなることなど、さまざまな効果があると考えられています。

山形県では、和牛の体をシマウマのようなゼブラ柄にすることで、アブやハエなどの吸血昆虫からの被害を防ぐ実験が行わていますよ。

よく動く耳

シマウマの耳は前後左右に自由に動かせます。

遠くの音を聞き分けることができるため、ライオンなどの天敵が近づいてきても、いち早く気づくことができます。

長い顔

シマウマは草を食べるため、奥歯が大きく発達しています。

長い顔は、地面の草を食べやすくするだけでなく、丈夫な歯でかたい草をすりつぶすのにも役立っています。

シマウマの生態

何を食べるの?

シマウマは草食動物で、主にイネ科の草を食べています。

乾いた草や少しかたい草でも食べられるため、ほかの草食動物が食べ残した草地でも生活できます。そのあとにヌーやガゼルなどがやわらかい草を食べるため、シマウマは草原の環境を整える役割も担っています。

食べた植物は大腸で発酵させながら時間をかけて消化し、栄養を吸収しています。

群れでくらす

シマウマはライオンやハイエナなどの肉食動物から身を守るため、群れで生活しています。

サバンナシマウマとヤマシマウマは、1頭のオスと数頭のメス、その子どもたちからなる家族の群れをつくります。一方、若いオスは仲間同士で群れをつくり、成長すると家族を持つために縄張りを持つオスへ挑戦します。

また、ヌーやキリン、トムソンガゼルなど別の草食動物と一緒に行動することもあります。それぞれ見つけるのが得意な天敵が違うため、協力することで危険に早く気づけるのです。

草を求めて大移動

シマウマは雨が降って草が生える場所を目指し、季節ごとに移動します。

特にサバンナシマウマは、毎年数百kmから3,000km近く移動する群れもあり、アフリカを代表する動物の大移動「グレート・マイグレーション」の主役の一つです。

長い脚と丈夫なひづめは、この長距離移動に適した体のつくりといえます。

赤ちゃんが生まれる

シマウマの妊娠期間は約1年で、通常は1頭の赤ちゃんを産みます。

生まれたばかりの子どもは、30分から1時間ほどで立ち上がり、母親の後を歩けるようになります。これは肉食動物から逃げるために欠かせない能力です。

母親は子どもに自分のしま模様や鳴き声、においを覚えさせ、群れの中でも迷子にならないように育てます。

シマウマの天敵

シマウマの主な天敵は、ライオン、ハイエナ、ヒョウ、リカオン、ナイルワニなどです。

天敵に襲われると群れで一斉に走り出し、時速55〜65kmほどの速さで逃げます。

追いつかれそうになると、強力な後ろ足で蹴ったり、歯でかみついたりして反撃することもあります。ライオンでも大けがをするほど力が強く、油断できない相手です。

シマウマの鳴き声

シマウマは「ワンワン」と犬のように鳴いたり、「ヒヒーン」と馬のような声を出したり、「ガーッ」とロバに似た声を出したりします。

鳴き声は仲間との連絡や危険を知らせる合図として使われ、広い草原で離れた仲間とコミュニケーションをとる大切な役割を果たしています。

シマウマの寿命

シマウマの寿命は、野生では20〜25年ほどです。

動物園では天敵がおらず、安定して食べ物を食べられるため、30年以上生きる個体もいます。

丈夫な体を持つシマウマですが、野生では肉食動物との戦いや干ばつなど、さまざまな厳しい環境の中で暮らしています。

シマウマを守るために

シマウマは種類によって生息数が異なり、ヤマシマウマとグレビーシマウマは絶滅が心配されています。

主な原因は、農地や牧場の開発による生息地の減少や、家畜との食べ物・水場の競合です。また、美しい毛皮を目的とした乱獲や密猟も生息数を減らした理由の一つでした。

現在は国立公園での保護や密猟の取り締まり、生息地の保全などが進められています。シマウマがこれからも草原で暮らせるよう、自然環境を守る取り組みが続けられています。

まとめ

シマウマは、美しいしま模様と長い脚を持ち、広い草原を移動しながら群れで生活する動物です。しま模様には吸血昆虫を避けたり、仲間を見分けたりする役割があると考えられています。

一方で、開発や密猟の影響により、ヤマシマウマやグレビーシマウマは絶滅の危機にあります。

動物園でシマウマを見かけたら、しま模様や耳の形、お腹の模様など、種類ごとの違いにも注目して観察してみてください。

 

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