【バーバリーシープ|動物図鑑】特徴と生態

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哺乳類
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バーバリーシープ

5月の最終土曜日は『世界ヤギの日(World Goat Day)』

クジラ偶蹄目 ウシ科 バーバリーシープ属
  学名  Ammotragus lervia
  英名  Aoudad

  • 体長  130~165cm
  • 体高  75~100cm
  • 体重  オス100~140kg メス40~55kg
  • 分布  アフリカ北部
  • 生息地 山岳地帯・岩場・乾燥地帯
  • 食べ物 草・木の葉・木の実・果実

バーバリーシープは、アフリカ北部の岩山や乾燥した山岳地帯にくらすウシ科の動物です。見た目はヤギにもヒツジにも似ていますが、遺伝的にはヒツジに近いことが分かっています。

長く伸びた立派な角と、あごから前足まで続くタテガミのような長い毛が大きな特徴です。その姿から「タテガミヒツジ」とも呼ばれています。

急な岩場でも軽々と歩き回ることができ、水の少ない厳しい環境にも適応した、とてもたくましい動物です。

バーバリーシープの分布

バーバリーシープは、モロッコ、モーリタニア、リビア、エジプト、スーダン、マリ北部など、アフリカ北部に分布しています。

【生息地】山岳地帯・岩場・乾燥地帯

サハラ砂漠周辺の岩山や切り立った崖など、人が近づきにくい場所で生活しています。しかし近年は、開発や家畜との競争、密猟などによって野生の個体数が減少しています。

バーバリーシープの特徴

体の大きさ

バーバリーシープは、ヒツジのなかまでは大型です。

オスは体長130〜165cm、体重100〜140kgにもなります。一方、メスは40〜55kgほどで、オスの半分ほどしかありません。

体は筋肉質で足が丈夫なため、急な岩場でもバランスを崩さずに歩くことができます。

ヒツジとヤギの中間のような姿

バーバリーシープは、角はヒツジによく似ていますが、顔つきや目はヤギによく似ています。

昔はヤギの仲間と考えられていましたが、染色体を調べた結果、ヒツジに近い種類であることが分かりました。

そのため、「ヒツジとヤギの中間のような動物」と紹介されることが多くあります。

大きく曲がった角

オスには、大きく外側へカーブした立派な角があります。

角は80cm以上になることもあり、繁殖期にはオス同士が角をぶつけ合って強さを競います。

メスにも角がありますが、オスより細く短くなっています。

タテガミのような長い毛

バーバリーシープ最大の特徴は、あごの下から胸、前足まで伸びる長い毛です。

この毛はタテガミのように見えるため、「タテガミヒツジ」と呼ばれるようになりました。

寒い朝や夜には体を保温し、岩場で体を守る役割もあると考えられています。

岩場を歩くのが得意

ひづめは硬く、裏側には滑りにくい弾力のある部分があります。

急な崖や細い岩場でも足場をしっかりつかみ、すばやく移動できます。

肉食動物に追われても、岩山へ逃げ込むことで身を守ります。

水が少なくても生きられる

バーバリーシープは乾燥地帯に適応しています。

草や木の葉に含まれる水分や、朝に植物につく夜露から水分を補給します。

そのため、水場が少ない場所でも生活できますが、数日に一度は水を飲みに移動することもあります。

バーバリーシープの生態

何を食べるの?

バーバリーシープは草食動物です。

草や木の葉、木の実、果実などを食べています。季節によって食べ物を変えながら、乾燥した環境でも効率よく栄養をとっています。

また、ウシやヒツジと同じように4つの胃を持ち、「反すう」をします。一度飲み込んだ食べ物を口へ戻してもう一度かみ直すことで、植物の栄養をしっかり吸収できます。

群れでくらす

普段は3〜6頭ほどの小さな群れで生活しています。

乾期になると、1頭のオスと複数のメス、子どもを合わせた20頭ほどの群れになることもあります。

昼間は暑さを避けて岩陰や洞窟で休み、気温が下がる夕方から夜にかけて活動します。

赤ちゃんが生まれる

オス同士は立派な角をぶつけ合って戦い、勝ったオスだけがメスと交尾できます。

繁殖期は9〜11月です。妊娠期間は約5か月で、1回に1〜2頭の子どもを出産します。

子どもは生後まもなく立ち上がり、母親について岩場を歩けるようになります。

性成熟は約1歳半です。

バーバリーシープの天敵

子どもはヒョウやオオカミ、ジャッカルなどに襲われることがあります。

しかし、大人は険しい岩場へすばやく逃げ込めるため、天敵から身を守ることができます。

現在、一番の脅威は生息地の減少や密猟など、人間の活動です。

バーバリーシープの寿命

野生では約15〜20年ほど生きます。

動物園では安全な環境で生活できるため、20年以上生きることもあります。

バーバリーシープを守るために

バーバリーシープは、生息地の開発や家畜との競争、密猟によって野生の数が減少しています。

現在は国立公園や自然保護区で保護が進められ、生息地を守る取り組みや個体数の調査が続けられています。

これからもバーバリーシープが岩山で暮らし続けられるよう、自然環境を守り、人と野生動物が共存できる社会を目指すことが大切です。

まとめ

バーバリーシープは、ヒツジとヤギの特徴をあわせ持つ、とても珍しい動物です。立派な角や長いタテガミ、岩場を自由に歩ける丈夫な足など、乾燥した山岳地帯で生き抜くための工夫をたくさん持っています。

しかし現在は、生息地の減少や密猟によって野生の個体数が減っています。これからもバーバリーシープが大自然の岩山で暮らし続けられるよう、私たち一人ひとりが野生動物を守ることの大切さを考えていきましょう。

 

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