オオツノヒツジ(ビックホーン)
クジラ偶蹄目 ウシ科 ヒツジ属
- 学名 Ovis canadensis
- 英名 Bighorn sheep
- 体長 160~190cm
- 体重 30~145kg
- 分布 北アメリカ中央部(ロッキー山脈)
- 生息地 高山の草原
- 食べ物 草、木の葉、枝
北アメリカにすむ大型の野生ヒツジです。おとなのオスに生えている大きな角にちなんで名づけられました。
オオツノヒツジ(ビックホーン)の特徴
体は灰褐色で、口の周りとお尻は白色です。
角は最大で120cm!で角の重さは15kgもあります。
オオツノヒツジの足には、2つに別れた蹄があります。岩場から岩場へ飛びうつるときに、この蹄で岩をしっかりとはさむことができます。
角の大きさによって群れの中での序列が決まってしまいます。角の大きさが同じくらいの時は、お互いが角と角をぶつけあい決着をつけます。
また繁殖期はメスをめぐって戦い、何時間も角と角をぶつけあいます。
円をえがき伸び続ける角
オスの角は、どんどん伸び続けます。
伸びすぎると角の先端で視界が見えなくなってしまうので、伸びすぎた角は、岩にこすりつけて長さを調節しています。
オオツノヒツジのメスは角が後ろ向き
メスの角はオスより小さく、角は後ろ向きに生えています。
オオツノヒツジ(ビックホーン)の生態
生活
夏は高所で過ごし、冬になると雪や寒さをさけるために約10頭の群れをひきいる集団のリーダーを先頭に低所に移動します。低所では他の集団と合流し、100頭もの群れをつくって生活をしています。
食べ物
草、木の葉、枝
繁殖
妊娠期間は約180日。春には1~2頭(主に1頭)の子供が生まれます。
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